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革靴の製造工場で学ぶ、革靴製法の世界と革靴ケアにおすすめの商品【新井商店さんに訪問】

先日、革靴の工場見学に行ってきました。普段何気なく履いている革靴が、どのように作られているのかを知ることができる貴重な機会でした。工場内に足を踏み入れると、職人さんたちの手際よく作業を進める姿が印象的で、革の匂いや、道具の音が響く中で、ひとつひとつの工程に込められた思いを感じることができました。

革靴に対する理解が深まり、これから履く靴がより愛おしくなりそうです。そんな魅力的な工場見学の様子、ぜひ最後まで読んでみてください!

目次

革靴の新井商店さんに訪問

今回は、大阪府にある新井商店さんで見学をさせていただけるということで行ってきました。
新井商店さん

新井商店さんの歴史について

新井商店さんは、1951年に大阪で糊引きの商業としてスタートしました。その後、時代の変化と共に、靴底メーカーとして事業内容を変えていきました。

現在では、特に鹿革を使った靴づくりで知られています。鹿革の靴は、その軽さと柔らかさ、そして丈夫さが魅力で、多くの人々に愛されています。新井商店さんは、長い歴史の中で培った技術と経験を生かし、今もなお高品質な製品を提供し続けています。
鹿革のスニーカー

なぜ鹿の革靴?

鹿は農作物や森林に大きな影響を与え、近年、害獣として扱われることが増えているそうです。特に、農作物への被害や森林の破壊が深刻です。年間約60万頭の鹿が駆除され、その多くは廃棄物として処分されています。
鹿のイメージ

駆除された鹿を有効活用する取り組み

新たな取り組みとして、害獣として駆除された鹿を専門に扱うタンナーさんの協力を得て、鹿革を素材として有効活用する道を切り開きました。これにより、鹿革は単なる廃棄物ではなく、自然の恵みとして再生利用されています。この取り組みは、4年目を迎えているとのことです。
ジビエな靴屋の看板

環境に優しいジビエレザーの活用

この取り組みは、環境負荷を抑えた独自のなめし製法を採用したレザーブランドとタッグを組み、社会に還元することを目指しています。増えすぎた野生獣をただ駆除し、棄てるのではなく、素材として活用し、持続可能な社会に貢献しています。
ジビエレザーで作った革靴

鹿革の特徴と製造過程

鹿革は、非常に優れた素材ですが、個体ごとに大きさや状態に差があります。また、鹿革は野生動物の為キズが多く、どこに傷があるかは、仕上げてみないと分かりません。そのため、原皮(革に加工する前の毛皮の状態)の調達の大半は限られた猟期にしか手に入れることが難しく、集荷運搬にも高い費用がかかります。

職人の技と細やかな作業

鹿革を無駄なく活用するために、職人さんが一枚一枚、傷の位置を確認しながら丁寧に裁断していきます。このような手間とコストをかけて作られる鹿革は、自然の恵みを最大限に活かした素晴らしい素材です。
ジビエレザーで作ったスニーカー

革靴以外にもいろいろな革製品を取り扱い

小銭入れやキーホルダーなどいろいろな革製品を作られていました。おにぎりのキーホルダー可愛いですね!鹿革のサンダルも作られていました。
ジビエレザーで作ったキーホルダー
お子さんと一緒に作るレザー教室などもされたりしているそうです。
ジビエレザーで作った財布

Instagramではイベント情報など発信中

Instagramではイベント参加の情報など更新されているので、ぜひご覧下さいね!

革靴の製造工程とは?

靴の工程は複雑で時間がかかりますが、だからこそ履き心地やデザインに特別なこだわりが感じられます。ここでは、靴がどのように作られるのか、その主な工程をご紹介します。

素材の選定と裁断

靴作りは、まず素材選びから始まります。高品質な素材を選ぶことが、靴の仕上がりに大きく影響します。靴に使用される素材は様々で、天然皮革で作られる革は牛や馬、豚など、さまざまな動物のものが使われますが、最も一般的なのは牛革です。革は手触りや厚みを考慮して選ばれ、その後、必要なパーツに合わせて裁断されます。

木型から設計する靴の形作り

木型に沿って靴の形をデザインします。型紙は靴のデザインやサイズに合わせて作られ、型紙に合わせて裁断用の抜き型を作成します。この時、足にぴったり合うように、靴のつま先やかかと部分が綺麗に仕上がるよう工夫が必要です。

靴の組み立て

裁断されたパーツは、縫い合わせて靴の形に組み立てられます。ここでは、様々な工業用の特殊ミシンを使用して丁寧に縫製が行われます。

特に職人技が光る部分で、靴の見た目や耐久性に大きな影響を与えます。靴の表面には、縫い目を目立たせないよう工夫したり、装飾を施したりすることもあります。
革靴の製造工程の組立
革靴の製造工程の組立②
革靴の製造工程の組立③

ソールの取り付け

靴の底、つまりアウトソールの取り付けも大切な工程です。ソールは、革のものやゴム、合成素材などさまざまな素材から選ばれます。職人は、アウトソールに靴用の糊(ボンド)を使用して接着し、圧着をすることで固定します。これにより、靴の耐久性が増し、履き心地も良くなります。
革靴の製造工程の組立④
そして、厳しい目でチェックして、完成です!
革靴の製造工程の組立⑤
靴の製造工程はいかがでしたでしょうか?とても緻密で手のかかっている様子が良く分かりますね。こういった工程で、素敵な靴が出来上がるのだと思うと、思い入れや愛着もわきますね。

革靴のケア用品のおすすめ

革靴の歴史を振り返ると、その魅力は何世代にもわたって受け継がれ、今なお多くの人々に愛されています。革製品は使うほどに味が出ますが、日々のお手入れが欠かせません。大切な革製品を長持ちさせるためには、適切なケアが必要です。
革の専門店 防カビプラスの使用イメージ
そんな時におすすめなのが「革の専門店 防カビプラス」。汚れを落としながら革に栄養を与え、さらに防カビ・保湿成分が配合されているので、革を守りながらしっかりお手入れできます。簡単に使えるので、忙しい日々の中でも手軽にケアができ、大切な革製品を長く愛用できるのが嬉しいポイントです。革製品を大切にしたい方に、ぜひ試していただきたい一品で
革の専門店 防カビプラス
革靴のケア方法については、こちらの記事もおすすめです!

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