夏の暑さは年々厳しさを増しており、熱中症のリスクも高まっています。命にかかわるおそれもあるため、熱中症を未然に防ぐためには「熱中症対策グッズ」の活用が不可欠です。

ネックリングで首元を冷やしたり、遮光機能付きの日傘で直射日光を避けたりすることで、体温上昇を抑えることが可能です。

本記事では、おすすめの熱中症対策グッズを紹介します。また、毎日の生活で実践できる基本的な予防法やグッズの選び方もわかりやすく解説します。

夏の暑さに備えて、体を守るための知識と準備を整え、安心して毎日を過ごせるようにしましょう。

熱中症対策グッズおすすめ14選

熱中症の予防には、使用シーンに合ったグッズを上手に取り入れることが効果的です。ここでは、おすすめの熱中症対策グッズを14点紹介します。

おすすめ①｜COOLOOP クーループ ネックリング ダブル

引用：COOLOOP クーループ ネックリング ダブル

COOLOOPネックリング ダブルは、次世代の特殊素材PCMを使用したネックリングです。

-11℃と28℃の2重構造となっており、凍った内側のリングが冷たさを保ちます。冷凍後に気温36℃の環境下で28℃以下のひんやりを7時間キープできます。

結露しないため、肌や衣類が濡れる心配もなく、快適なまま過ごせる点も魅力です。

また、28℃以下で自然凍結するため、冷却しなくても使用できます。コンパクトで軽量だから持ち運びにも便利です。

おすすめ②｜COOLOOP アイスピローシート

引用：COOLOOP アイスピローシート

COOLOOP アイスピローシートは、枕の上に置くだけで心地よい温度をキープするグッズです。寝苦しい夜でも、約27度を約3時間キープします。

シート表面のブロック形状が頭にフィットしやすく、大人も子どもも使いやすい点が魅力です。蒸し暑い夜の安眠対策におすすめの商品です。

おすすめ③｜サンブロックラボ Sun Block LAB 遮夏クール晴雨兼用傘

引用：サンブロックラボ Sun Block LAB 遮夏クール晴雨兼用傘

＃マットの日傘 でSNSで話題のマットさんがアンバサダーの日傘です。放射冷却生地という生地を使っており、体感-10℃以上の涼しさ。軽量ではっ水加工してあり、晴雨兼用です。

折り畳みと長傘の2タイプがあり、広げたときの直径は折り畳み日傘が約91cm、長傘が約94cmあり、しっかりと日差しを遮れます。

遮光１級、遮熱、近赤外線カットなど高機能の日傘で、リボン部分は印刷ではなく生地が異なるこだわりのデザインと大人が使いやすいアイボリーとラベンダーのカラーが魅力です。

おすすめ④｜CARFITY サイドカーテン 遮夏 2枚組

引用：CARFITY サイドカーテン 遮夏 2枚組

CARFITY サイドカーテン 遮夏 2枚組は、後部座席用のサイドカーテン2枚組です。

裏側に太陽の熱を受けて反射する放射冷却生地「遮夏」を使用しており、体感-10℃以上の冷却効果があります。

薄型マグネットでとめるだけなので、簡単に設置できます。車内での授乳時やおむつ交換時の目隠しとしてもおすすめです。

おすすめ⑤｜氷のう保冷ネックカバー

引用：氷のう保冷ネックカバー

氷のう保冷ネックカバーは、首の下を冷やして猛暑対策ができるグッズです。

冷たさを逃しにくい二層構造になっており、約1.5時間冷たさをキープできます。氷のうの代わりに保冷剤を入れて使用することも可能です。

結露しにくいため、快適に使用できます。

おすすめ⑥｜サンブロックラボ 遮夏サンシェード

引用：サンブロックラボ 遮夏サンシェード

サンブロックラボ 遮夏サンシェードは、放射冷却生地「遮夏」を使用したサンシェードです。UVカット率99%で暑さと日差しをブロックします。

体感-10℃以上の冷却効果があり、猛暑の時期でも快適に過ごせます。

雨や汚れから守るはっ水加工付きで汚れがつきにくく、お手入れも簡単です。コンパクトに折り畳んで収納できるため、陽が弱い日には丸めて収納できる点も魅力です。

おすすめ⑦｜緊急用コールドパック

引用：緊急用コールドパック

緊急用コールドパックは、水を入れて振るだけで瞬間冷却するグッズです。水を入れて10回ほど振るだけで、すぐに冷たさを実感できます。

約90分の冷却効果があり、長時間の屋外活動や非常時の暑さ対策にも安心です。

2個セットなので、予備として防災用に1つ、日常用に1つ持っておくのもおすすめです。

おすすめ⑧｜保冷ケース付き氷のう

引用：保冷ケース付き氷のう

保冷ケース付き氷のうは、約3時間冷たさがキープするグッズです。水と氷を入れたらすぐに使え、色々な部位に沿わす事が可能です。

氷のうに氷と水を入れ36度の環境下で水温10度になるまでの時間は3時間と長時間活用できます。

容量420mL のSと1.8LのMの2サイズで用途によって使い分けできる点も魅力です。

おすすめ⑨｜アルミ虫除けガーデニング帽子

引用：アルミ虫除けガーデニング帽子

アルミ虫除けガーデニング帽子は、UVカット率約99％の帽子です。

熱中症対策は、直射日光を遮ることが重要です。UV帽子を活用することで、紫外線防止にも熱中症予防にもなります。

また、虫除けネットがついているため、山登りや農作業、ガーデニングなど虫のいる環境にもおすすめです。

おすすめ⑩｜COOLOOPネックリング クーループ M L

引用：COOLOOPネックリング クーループ M L

COOLOOPネックリングは、夏の屋外で約2時間冷たさをキープするネックリングです。

NASA開発の特殊素材 「PCM」を使用しており、冷蔵しなくても約28℃を長時間キープすることが可能です。

結露しないため、首や衣類を濡らさず快適に使用できます。

おすすめ⑪｜サンブロックラボ Sun Block LAB 涼冷フェイスカバー

引用：サンブロックラボ Sun Block LAB 涼冷フェイスカバー

サンブロックラボ Sun Block LAB 涼冷フェイスカバーは、顔と首元をカバーし、紫外線や暑さから守るフェイスカバーです。保冷剤が２個付属しており、特に暑い夏にぴったりの商品です。

男女兼用で、男性も女性も使えるグレーとカーキのカラーで家族で愛用できます。UVカットや吸水速乾効果もあるので、夏も快適に使える点も魅力です。

おすすめ⑫｜PRECIOUS UV プレシャスUV クールメッシュ指ぬきグローブ アームカバー

引用：PRECIOUS UV プレシャスUV クールメッシュ指ぬきグローブ アームカバー

PRECIOUS UV プレシャスUV クールメッシュ指ぬきグローブ アームカバーは、指が出せるスリット加工の入ったアームカバーです。スマホの操作もできて、便利なアイテム。熱中症対策や紫外線対策したいけど、スマホも使いたい…というお悩みを解決いてくれます。

極薄素材で肌触りがよく、接触冷感加工のキシリトール加工をしているので、夏も快適に過ごせます。
指先は出したり、隠したりできるのでしっかり日焼け対策できますよ。

おすすめ⑬｜コンパクトスリムファン

引用：コンパクトスリムファン

コンパクトスリムファンは、暑い季節の頼りになるファンです。リムなのにパワフルなファンで、持ち運べて卓上・吊り下げ・壁掛けにもできるもで、とっても便利です。

「暑い日はクーラーを控え目にして、自分の周りだけ涼しくしたい。」「扇風機よりコンパクトで、持ち運べて、ハンディーファンより涼しいものがいい！」そんな方に最適なコンパクトファンです。

おすすめ⑭｜サンブロックラボ SanBlockLabo 遮夏空調ウェア

引用：サンブロックラボ SanBlockLabo 遮夏空調ウェア

サンブロックラボ SanBlockLabo 遮夏空調ウェアは日常で着れる空調ウエアです。放射冷却生地を使用しており、UVカット効果、遮熱、遮光、はっ水と高機能の空調ウエアです。

特に暑い夏におすすめです。サイズもS、M、Lあり、カラーも使いやすいベージュとグレーなので、日常で着る服のような雰囲気で使うことができます。

熱中症対策グッズが必要な理由

毎年のように猛暑日が続く日本の夏では、熱中症のリスクが年々高まっています。暑さに備えるには、体を冷やすための専用グッズを活用することが効果的です。

ここでは、熱中症対策グッズが必要な理由を3つ紹介します。

理由①｜重症化を防ぐため

熱中症は重症化すると、意識障害や臓器不全を引き起こす危険性があります。特に体温が40℃を超えるような重度の熱中症は命に関わる事態へと発展するため、未然の対策が欠かせません。

特に高齢者や小さな子どもは体温調節機能が低いため、自覚症状のないまま症状が進行してしまうリスクがあります。

重症化を防ぐためには、体温を物理的に下げる手段が必要です。たとえば、首や脇の下、太ももの付け根など、大きな血管が通る部位を冷やすと、深部体温を効率よく下げられます。

理由②｜水分補給だけでは防げないため

熱中症を確実に予防するには、水分補給だけでは不十分です。体温の上昇を抑えるためには、体の表面から熱を逃がさなければなりません。

ネックリングや冷却スプレー、アイスベストなどのアイテムは、皮膚の表面温度を効果的に下げることで、深部体温の上昇を抑える働きをします。特に、首・脇の下・太ももの付け根といった血流の多い部位を冷やすことで、短時間で効率的に全身の熱をコントロールできます。

理由③｜一度発症すると回復まで時間がかかるため

熱中症は一度発症すると、たとえ軽症であっても完全に回復するまでに時間がかかります。
症状が落ち着いても、体調が完全に戻るまで数日〜数週間かかる場合もあり、仕事や学業、日常生活に大きな支障をきたすことがあります。

また、熱中症の中等症〜重症レベルになると、点滴や入院治療が必要です。命にかかわるリスクがあるだけでなく、医療費や家族の介護負担も発生します。

経済的・心理的コストを考慮すれば、発症そのものを防ぐことが最も合理的な対策だといえるでしょう。

熱中症を防ぐ基本の対策

熱中症を予防するには、日常的に暑さ対策を行うことが重要です。ここでは、熱中症を未然に防ぐために取り組むべき具体的な行動を4つの視点から解説します。

対策①｜こまめな水分・塩分補給を習慣にする

水分と塩分をこまめに補給することは、熱中症対策の基本です。汗をかくことで体内の水分とともに電解質も失われます。体温の調整機能が低下し、脱水や循環不全につながるおそれがあるため注意が必要です。

水分補給のタイミングは「のどが渇く前」が目安とされています。30分〜1時間おきに少量ずつ水分をとることが効果的です。

また、水だけを飲み続けると、血液中のナトリウム濃度が低下し、倦怠感や頭痛、意識障害などを引き起こすことがあります。スポーツドリンクや経口補水液を活用し、水分と電解質を同時に補給しましょう。

対策②｜通気性・速乾性ある服装を選ぶ

衣類の選び方は、体温の調整に影響する重要なポイントです。通気性が悪く汗が乾きにくい服装は、体に熱をこもらせてしまい、熱中症のリスクを高めます。

特に炎天下や湿度の高い環境では、風通しのよい素材や吸汗・速乾機能を備えた服装を選ぶことで、体温上昇を抑えられます。

また、接触冷感素材を使用したTシャツやインナー、アームカバーなども効果的です。

着るものを変えるだけでも、体への負担を減らせます。過酷な暑さに備えるには、まず身につけるものから見直しましょう。

対策③｜冷却グッズで身体を冷やす

暑さによって体温が上昇した際には、冷却グッズを使って体の熱を逃がすことが重要です。

特に屋外での活動や移動時は、汗をかいても体内に熱がこもりやすく、熱中症のリスクが高まります。早めに身体を冷やせば、症状の進行を抑えられます。

ネックリングや冷却タオル、氷のう、冷却スプレーなど、冷却グッズにはさまざまな種類があります。

たとえば、通勤や外出には、軽量なネックリングやスプレータイプが扱いやすいです。長時間の作業では、保冷剤入りのベストやファン付きウェアが適しています。

それぞれ使用目的や冷却持続時間が異なるため、状況に応じた使い分けが効果的です。

対策④｜直射日光を避ける

直射日光に長時間さらされると、体表の温度が上昇し、熱中症のリスクが高まります。そのため、日陰に入る、帽子をかぶる、遮光アイテムを使うなど、直射日光を遮る行動が重要です。

また、外出の時間帯を調整する工夫も有効です。午前10時から午後3時頃までは日差しが強いため、必要に応じて屋内にとどまると良いでしょう。

遮光アイテムを活用し、太陽からの熱を遠ざけることが命を守る行動につながります。

熱中症対策グッズの選び方

熱中症対策グッズは多種多様で、冷却スプレーから空調服、ネックリングまで幅広く展開されています。選択肢が多いからこそ、どれを選べばよいか迷う方も多いでしょう。

対策グッズは、素材・冷却方法・使用時間・安全性などの条件を総合的に見て選ぶことが大切です。ここでは、熱中症対策グッズの選び方を紹介します。

理由①｜使用シーンに合ったタイプを選ぶ

グッズの効果を最大限に引き出すには、使用する場面に適した製品を選ぶことが大切です。

冷却方法や持続時間、装着性などは製品によって大きく異なります。どのような場所で、どのくらいの時間使うかを想定して選ぶことで、熱中症予防の実効性が高まります。

たとえば、屋外作業など長時間の使用が前提となる場面では、持続的な冷却が可能なアイスベストやファン付きウェアが適しています。

一方で、通勤・通学や買い物といった短時間の外出には、ネックリングや冷却スプレーなど、手軽に使えて持ち運びやすい製品が便利です。

活動時間や場所、使用頻度などの観点から最適なグッズを選びましょう。

理由②｜冷却効果と持続時間で選ぶ

冷却グッズを選ぶ際には、冷却効果と持続時間を事前に確認しておくことが大切です。

特に屋外での使用や作業中の使用を想定する場合は、何時間持つかを基準に選ぶと実用性が高まります。

製品のパッケージや商品説明を見て、冷却効果の温度差や冷却時間を確認しておきましょう。

理由③｜冷感と冷却の違いを理解する

熱中症対策グッズを選ぶうえで「冷感」と「冷却」は異なる概念として理解しておく必要があります。どちらも身体に涼しさを与える目的がありますが、作用の仕組みや持続時間、体温への影響は大きく異なります。

冷感とは、肌に触れた際に一時的なひんやり感を与える感覚のことです。接触冷感素材や冷感スプレー、メントール配合のウェットシートなどが該当します。冷感素材は、皮膚表面に刺激を与えて冷たく感じさせるものであり、実際に体温を下げるわけではありません。気分的な爽快感を得るには適していますが、体温の上昇を抑える効果は限定的です。

一方、冷却とは、体表温度や深部体温を物理的に下げる作用を指します。氷のうや保冷剤、冷却ジェルなどが代表的な冷却グッズです。冷却素材は、血管の集中する部位に使用することで熱を逃がしやすくし、体温管理に直接的な影響を与えることが可能です。

熱中症の予防や初期症状への対応には、冷感ではなく冷却が求められます。涼しく感じるだけのグッズを使用していても、体内に熱がこもっていれば症状は進行するため注意が必要です。

購入前に成分や仕組みを確認し、自分の目的に合っているかを見極めましょう。

理由④｜携帯性と使いやすさを確認する

熱中症対策グッズは、携帯しやすく、すぐに使えるものを選ぶことで実用性が高まります。どれだけ冷却効果に優れていても、重かったり準備に手間がかかったりする製品は、日常的に使いにくいです。

通勤・通学・買い物・外出先での移動など、短時間の屋外活動では、軽量かつコンパクトなグッズが適しています。

携帯性と使いやすさを考慮して選ぶことが、無理なく続けられる熱中症対策につながります。

理由⑤｜肌へのやさしさと安全性も考慮する

熱中症対策グッズを選ぶ際には、冷却性能や利便性だけでなく、肌への影響や使用時の安全性も確認することが大切です。

特に長時間身につけるアイテムや、直接肌に触れるグッズでは、素材や使用環境によって肌トラブルを起こす可能性があります。

グッズの使用中に発疹やかゆみ、赤みなどの異常が出た場合は、すぐに使用を中止し、必要に応じて皮膚科を受診してください。肌トラブルを防ぐためには、使用前に目立たない部位でパッチテストを行うことも一つの方法です。

肌への刺激や負担を軽減できる製品を選べば、暑さへの備えとして無理なく取り入れられます。

まとめ：熱中症対策グッズを上手に使って夏を乗り切ろう

本記事では、熱中症対策グッズの必要性や基本的な予防策、実用性の高い14種類のおすすめアイテムについて解説しました。

気温や湿度が急上昇する夏場においては、こまめな水分補給や服装の工夫だけでなく、冷却アイテムの活用が重要です。

暑さが厳しくなる季節を乗り切るためには、体の外側から熱を逃がす工夫が欠かせません。正しい知識と適切なアイテムを組み合わせて、夏を安全かつ快適に過ごしましょう。